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竹の子書房 玉手箱 「ソフトクリーム」

竹の子書房 玉手箱 「ソフトクリーム」

竹の子書房のレーベル『玉手箱』は、正統派BL小説
竹の子でのデビュー作は玉手箱の「赤の風景」です^^
ブログの「竹の子情報」にUPしていますので、もしよかったら読んでやってくださいませ。
ただし、「赤の風景」はかなり過激な内容、表現が含まれますので、苦手な方はご遠慮くださいませ。

では、玉手箱で書いた甘~いSSをどうぞ

ソフトクリーム~ホリとカズの甘い関係~

「ホリさん、お疲れ様」
「ああ、カズさん。お疲れ。盛況だったね」
「うん。でも疲れたよ。ジュンさんが無茶ぶりばっかりしてくるから」
「今夜は官能課のテーブルにいたんだね。気をつけた方がいいよ、あの人どSだから。カズさん喰われちゃうよ」
「うん」
「この後、カズさんどうするの?」
「特に予定はないけど… ホリさんは?」
「よかったら、うちで飲まない?」
「…えっ?」
「いや?」
「いやじゃないけど…」
「じゃあ、決まり!」
「相変わらず強引なんだから…」
 ホリとカズは同じ出版社に勤めている。同期入社で似たところのある二人はすぐに仲良くなり、今では秘密の関係だ。
 二人は元々ゲイだったわけではない。始まりはよくある酔った勢いというやつだった。ある日、カズがホリに誘われて家に遊びに行った夜、昔の恋人の愚痴を肴に飲んでいるうちに、ついつい深酒になってしまった。酔っ払ったカズは泣き上戸で、ホリの腕に縋ってしくしく泣き出してしまったのだ。
 酩酊しながら慰めているうちに、ホリは儚げなさまのカズに、普段なら感じるはずのない感情を抱いてしまった。涙に濡れる長い睫、さらりと額に落ちかかる柔らかそうな髪。
「…もう…泣くなよ」
 ホリはカズの頬を両手で包んでまっすぐに見つめると、無防備に開かれた唇に自分の唇をかさねた。
「…んっ!」
 カズは一瞬逃げようとしたが、ホリの甘くて熱いくちづけに、自ら彼の背中に腕をまわして抱き寄せた。何度も繰り返されるキス。想像していたのとは全く違うその淫靡な感触に、ホリもカズも溺れていった。ホリがシャツの中に手を忍ばせてきたときも、カズは抵抗しなかった。
 あえかな声を漏らし、その手から紡ぎ出される快感を、ただ素直に受け止めた。
 いつの間にかホリは着ているものを脱ぎ捨てて、適度に筋肉のついた綺麗な裸身をカズの前に晒していた。
「…あっ……あぁ…ホリ…さん……」
 その裸身を見て明らかに欲情している自分に、カズは僅かに不安を覚えた。
「……や…いや…」
「どうした?」
「…こわいよ」
「怖がらなくてもいいよ。無茶はしないから」
「…そうじゃなくて……自分が…こわい…」
「カズさん、かわいい…」
「…やっ!…見ないで」
 顔を隠そうとするカズの両手を、ホリは掴んで床に縫い止める。
「いやだ!はなして」
「全部見たいよ」
「…ホリさん」
「ねえ、全部見せて」
 ホリはカズの承諾を待たずに、その胸に唇を落とす。擽るように軽くくちづけてから、芯を持ち始めた小さな芽を啄んだ。
「あっ!」
 体を捩って逃げようとしたが、両手を押さえつけられて叶わない。仰け反って突き出した胸に、ホリは執拗に愛撫を繰り返した。

「…ん…あ、あぁ…」
 絶え間なく零れ落ちる、艶を含んだカズの声は、ホリの劣情を煽った。堪えきれなくなったホリは、カズの下腹部へと手を伸ばす。すでに密を垂らして震えているカズの花茎を握ってやると、カズはすすり泣くような声でホリの名を呼んだ。
「カズさん…抱いてもいいよね?」
 カズは濡れた瞳でホリを見つめると、消え入るような小さな声で「抱いて」と答えた。
 ホリはカズを思いっきり抱きしめると、もう一度その甘いくちびるに激しくくちづけた。覚悟を決めたカズも、誘うようにホリの口中へと舌を潜り込ませて、溶けそうなほど熱くなっているホリの舌を絡め捕る。
 お互いの唾液を啜りあい、呼吸さえも奪うようなくちづけを繰り返しながら、ホリはカズの片足を持ち上げると、慎ましやかに閉じている蕾に指を這わせた。
「力を抜いて」
 ホリはそこが解れてくるまで抽挿を繰り返す。
 やがて花弁が開くように蕾が開くと、ゆっくりとカズの体内へ入っていった。

 その日から二人の秘密の交際がはじまった。一緒に食事をしたり酒を飲んだり、他愛のない話をしたりして過ごす。そしてその後、ホリの部屋で一夜を過ごすのがお決まりのコースだった。抱かれることになかなか慣れなかったカズも、今ではホリの胸で朝を迎えることに抵抗を感じなくなっていた。
 夏にはじまった二人の関係は、クリスマスの頃にはお互いが恋人同士として認識するほどに高まっていた。今まで付き合いで顔を出していた合コンにも行かなくなり、時間があれば二人で出かけたり、部屋に籠もって一日中体をかさねあった。二人はもう、お互い意外何も見えなくなっていた。
 年の瀬も押し迫ってきたころ、二人が勤める出版社恒例の忘年会が開催された。元々同じ課で働いていたが、二人とも違う課を兼任することになり、今回は同じテーブルにつくことができなかった。高級な酒も、豪華な食事も、二人一緒でなければ味気ないものだと、ホリとカズは改めて感じていた。
 ようやく会がお開きになると、カズはカラオケの誘いを断って出口でホリを待った。
 適度に酒が入って気分も高揚している。まして同じ場所に恋人がいるのをわかっていて、帰るつもりになどなれるはずがなかった。
 今夜もホリは、自室にカズを連れて行くだろう。そして同じ朝を迎えるのだろう。
 そう考えるだけで、カズは体の奥に小さな情欲の火種がともるのを感じた。笑顔でカズの元へまっすぐに歩いてきてくれるホリを、はにかんだような微笑みで待つ。きっと彼も二次会に誘われたはずだ。それを断って自分のもとに来てくれることが何よりも嬉しくて、そんなホリが本当に愛しかった。
 会場を後にして二人寒空の下をぶらぶらと歩く。
 公園の横を通りかかったとき、小さな店を見つけた。ホットドッグやハンバーガーを売っている片隅に、ソフトクリームと書いたポスターが目についた。
「ソフトクリームだって」
「こんな寒い日に売ってないだろ?」
「売ってるかもしれないよ?」
「食べたいの?」
「うん」「聞いてみよう。すみません。ソフトクリームありますか?」
 店員は愛想よく「ありますよ」と応える。
「じゃあ、二つください」
ホリは二つ分のお金を払うと、カズに一つソフトクリームを渡す。
「払うよ」とカズが財布を出そうとするのを止めて「いいよ」と笑った。
「うわあ!冷たい!」
 カズは、ぺろっと一口舐めて思わず首をすくめた。
「こんな真冬にソフトクリーム食べてるの、僕たちだけだよ」
 ホリは、寒そうに震えているカズの肩を抱き寄せる。
「早く食べないと僕が食べるよ」
「だめだよ!これは僕のだからあげない」
 カズは腕からするりと抜出した。
「待って、カズさん」
「えっ?」
「クリームついてるよ
」「えっ?どこ?」
「ここだよ」
 ホリはカズの鼻のあたまを舌先で舐めた。
「わっ!」
 驚いて逃げようとするカズの腕を引っ張って、もう一度鼻のあたまにくちづける。そのままたどってカズの唇までスライドすると、ホリはそっとキスをした。

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