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赤の風景 2

赤の風景 2

「あ……あぁ……や、やまさき……」
「……雄樹、雄樹」
「あぁっ! もう……い……」
山崎がぐっと体を起こし兄を抱きしめる様を見て、俺は奥歯を噛み締める。
二人の動きが激しくなり、兄の口から悦楽の声がさらに大きくなって迸る。山崎が噛みつくようにキスをすると、兄は応えるように彼の髪を弄って掻き抱いた。
許せない!
兄は自分のものだ!
叫び声が喉元まで込み上げてくる。しかし、踏み込む訳にはいかなかった。固く握り締めた拳を、色が変わるほど噛み締めた唇に押し当てる。ピリッと唇に痛みが走り真っ赤な血がぽとりと一滴廊下に落ちる。それでも俺は、部屋の前から立ち去ることができないでいた。
やがて絶頂を迎えた二人の動きが止まる。
細い首が折れそうなほど仰け反った兄は、固く閉じた瞼と正反対にその紅い唇を大きく開き、喜びの嬌声を放つ。その声はいつしか啜り泣きに変わり、涙が夕日に光りながら零れ落ちた。
その喉元に山崎は顔を埋めて口づけて、苦しげに、けれど愛しげに兄の名を呼んだ。







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